「2013年は自分らしくというのを心掛けていました。役を演じるなかでも、よりリアリティーを求めたり。自分でも前より変わった、って思う部分もありますね。いろいろな課題も見えてくるので、さらにがんばりたいなって思います」
13年は、まさに大躍進の年だった。エランドール新人賞、日本アカデミー新人俳優賞など、演技面、役者としての評価がぐんと高まっている。
しかも、タレントCM起用社数ランキングでは17社に起用され、堂々の1位となった。
「振り返ると、よく笑った1年でした。笑いすぎておなかが筋肉痛になったり、アハハ」
これだけ頑張ったのだから、自分に対するご褒美は?
「実は、ちょくちょく自分にご褒美をあげてます。洋服が好きなので、服が多いです」
年末年始は家族と過ごす予定だという。誕生日がクリスマスなので、20歳になったばかりで新年を迎える。
「母はお酒が好きなので、乾杯しようと話してます。最初のお酒はワインがいいかなぁ、って。父は、お酒はたしなむ程度なんです」
お父さんは、娘の活躍をどう思っているのだろうか。
「家族はもちろん応援してくれています。実は父が一番喜んでくれているのかも。一緒にいるときに、私に気づいた方から声をかけられたりすると、すごくその方にやさしく丁寧に接してくれたりしていますから」
もちろん、14年も仕事のスケジュールはみっちり。1月11日からは主演ドラマ「戦力外捜査官」(日本テレビ系、土曜午後9時)がスタート。脚本が人気劇作家の鴻上尚史氏ということでも話題だ。
夏にはヒロインを務める映画『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』の公開も控えている。
だが、プライベートで挑戦したいことがあるという。
「語学の勉強を。特に英会話と韓国語を勉強したいです。プライベートで海外にもどんどん行きたいので」
将来的にはアジア全土、いや世界への進出も視野に入れている?
「もちろんそういうチャンスがあったらうれしいですけど…。でも、そのためにも言葉は大事ですし、とにかくコミュニケーションが取れる準備はしておきたいです!」
日本で最も輝いている20歳は14年、世界に羽ばたいていく。 (永瀬白虎)
■武井咲(たけい・えみ) 1993年12月25日生まれ、愛知県出身。身長163センチ。2006年8月に第11回全日本国民的美少女コンテストでモデル部門賞とマルチメディア賞をW受賞。ドラマ「Wの悲劇」「東京全力少女」「海の上の診療所」、映画「愛と誠」「るろうに剣心」「今日、恋をはじめます」などに主演。13年のCM出演は17社を数え、初のCM女王に輝いた。
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