中国メディア・国際商報は4日、日本では4月1日に消費税が8%に引き上げられたものの、中国人観光客による消費ブームが続いていると伝えた。
消費増税が中国人観光客の消費ブームに影響を及ぼさない背景には、税金の返還手続きが簡単にできることがあるようだ。展示の仕事で大阪にやってきた中国人女性は、30分足らずでブランド物のバッグなど計20万円分をお買い上げ。店内のカウンターで2万円あまりの税金を返還してもらうと「空港で手続きしなければいけない欧米に比べて、日本はとても便利」と語った。
ただ、消費増税後はこれまでなかった税金返却手数料を取る店舗も出現したという。また、返還手続きを受け付けない店もある。この女性はいくつかのブランド店で身をもって体験したようで、店員から「免税の店には入り口に標識がある」と教わったとのことだ。
近年、中国人観光客が日本で買う品物は、ブランド品以外に家電製品、デジタル製品、化粧品、食品、さらには日用雑貨までと多彩を極めている。ある中国人女性は、「効果が高くて価格も安い」と洗顔フォームを20個あまり購入した。無添加製品が多いのも、日本の化粧品の魅力のようだ。
また、日本製の電子炊飯器も非常に好まれる。デカくて重いし、米飯の炊き上がりに大差はないと思いがちだが、使ってみると日本の炊飯器のとりこになるのだ。美味しく炊けて、国内で買うよりかなり安い。今や「日本で何を買ったらいいか」と聞かれるたびに、「炊飯器」と答えてしまう。
日本の日用雑貨にハマっているという中国人女性はその原因について「値段以上の価値がある」と語った。また、日本製品の便利さに加えて、日本の日用品ならではの消費の楽しさも味わえるのだという。
From XINHUA.JP